大分県・拍子水温泉

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※間違いなく、この島で最も観光客と地元民が集まる場所だ。
 
拍子水温泉 姫島村健康管理センター
 
炭酸水素塩泉
源泉24.9度
茶褐色
 
 姫島村にある温泉だ。姫島村とは国東半島のさきっちょにある島だ。国東半島は大分県北部にある。つまり秘境であり、秘湯である。
 
風の強い島である。車えび養殖のメッカだということだ。だが、狙って来なければ、訪れることはなさそうな島であるには違いない。僕は温泉の評判を聞いて狙ってきたのだ。
 
フェリー乗り場から車で15分くらいか。源泉の湧く泉のほとりに施設はある。この島の中心的な健康施設なのだろう。中には老人たちがずらりと。彼らは珍しいものでもみるかのように、一斉に僕を見る。非常に居心地が良くない。金田一君にでもでてきそうな、不気味な感じである。
 
湯船、浴場、脱衣場など、可も不可もないもので露天はなし。湯は一味違う。湯船は二つで一方からは茶褐色に濁った湯が、湯船底からブロウされ、こんな秘境の地で心をそそる。温度の低い源泉はそれだけで温泉か鉱泉かをわける25度前後、炭酸水素塩泉の特徴が強いかというと、温水を混ぜているからそうでもない。もっとも体に負担をかける度合いも少ない。辺境気分が不思議と体と湯をなじませてくれるかのようだ。
なお、片方の湯船は源泉のみの冷泉風呂だ。こちらのほうが、ゆったりとリラックスできる。
 
辺境の大分県のさらに辺境の国東半島の離れ島にある姫島村。僕はもう一度ここにくることはあるのだろうか・・・。
(2013.4)
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↑湧出する湯は飲泉も可能だ。そしてなんの変哲もない浴槽↓
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失礼なものいいですが、日本にこのような場所があったことを、知りませんでした、という言い方がもっともしっくりきます。あまりにも辺境ですね・・・びっくりです。
 
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