東京都・超音波温泉(駒込)

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超音波温泉 亀の湯

ここは山手線・駒込駅からほど近い銭湯である。故にきっと温泉法にのっとった温泉ではない。通りかかった当初、久々に銭湯にはいるべしと、のれんをくぐったのだが、浴室の壁に超音波温泉と記してあったゆえ、その意志を尊重して温泉と同等に扱おう。

湯船は三つ。うち一つは水風呂、一つは深めの泡ぶろ、最後の一つは浅めのジャグジー風呂だ。そして湯が張られた湯船で泡立つ二つが超音波温泉になるのだろう。それぞれ人が3人も入れば狭さを感じざるを得ない。

その温泉たる故の説明書きを要約すると、
「近年、破壊と治療の効果があると注視されている超音波は人の耳では聞こえないが、この泡を通して発生させることに成功した。もちろん治癒の力を持ってだ。天然の温泉に入ったのと同じように、体の芯まで温まる。故にこれを超音波温泉とする。」

この近年、という言葉がいつを示しているかは文面からはわからない。だが、湯はなかなか良い。まず消毒臭もそれほど強くない。循環しているのだろうが、きれいなものだ。気のせいか肌もつるつるしている気がするし、真冬だというのにぽかぽかしているのも事実だ。プラシーボ効果かもしれないが、ともかく、ここが温泉であると主張しているのだ。温泉法とは無関係に、人口温泉と認めざるを得ないだろう。

なお、リンスやシャンプー、石けんを持たずに入ったのも公正なる判断を助けた。

人類が滅びる時は地球が滅びるときか。宇宙に脱出できた人々が、永遠なる旅路の最中で温泉に入っていることを想像するのはおかしなことであろうか?最期の時まで、この悦楽の文明は消える事はあるまい!
(2016.1)

いやはや、温泉さんをついに危険な領域に突入か。
彼がホメオパスだとは知らなんだ、温泉さんの体験と同じくらい神聖な私のブログが、詐欺の片棒を担ぐことがないよう、みなさま、お祈りください。ただ、これが嘘八百とは断定できないのがつらいところ。
インターネットで、亀の湯さんを調べてみると、結構評判が良いようなので。

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熊本県・火の山温泉

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火の山温泉 アーデンホテル阿蘇(どんどこ湯の隣り)

硫酸塩泉
源泉41.8度
茶褐色

熊本市内から阿蘇内牧に向かう場合、必ず左側のどんどこ湯の看板が目に掛かるだろう。気になる・・・。阿蘇だから温泉に外れはないだろうが、ネーミングが足を踏みとどませる。どんどこ。どんどこ。

食事をしたあと優雅に温泉遊びをするつもり。そんな気の巡りから機会にめぐり合う。僕が訪問したときは、たまたま中学校団体客が先客としていたので、ホテルのほうの湯船を無料で紹介された。実にラッキーだ。だからこのレビューもホテルの方のものになる。

内湯に3つの湯船。そして露天にも湯船があるが、源泉かけ流しているのだろう、ドバドバと湯が溢れている。目に楽しいのが湯の成分がいたるところで結晶化しているところ。温泉施設には良くある風景だけど、湧出口からびっしりというのはやはりうれしい。それは信頼と品質の証だ。

湯について。茶褐色の肌に優しい硫酸塩泉は比較的にせよ入りやすいだろう。

湯上りの飲むヨーグルトが絶品だった。阿蘇と言えば牧場である。肉を貪り乳を飲み湯に浸かる。大都会を離れて住む人々の心を、ちょっと知ることができたと思う。なおどんどこ湯もかなり立派な露天があるらしい。
(2012.10)

随分古い記事を頂きましたが、現在でもちゃんと営業しているとのことです。
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群馬県・赤城温泉

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にごり湯の館 赤城温泉ホテル

カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉
源泉43.1度
無味無臭黄土色

 赤城山にあるホテルで、かなり山奥に位置する。そのため大規模なホテルではないが、反面として良い温泉を備えているのだろう。

内湯も露天も湯船は一つ。大きさはそれほどではない。が、茶褐色の湯は実に見事であり、縁や床は荒々しく浸食されている。湧出量が毎分25Lと少ないのが信じられないほどで、心躍る風景だ。湯もまさに絶品。日帰りで来たが、ぜひ宿泊をしたいものである。

西に草津があり、北には那須・鬼怒川もあるため、いまいち目が移りにくい。際立った温泉街があるわけでもないが、それらに飽いたらきっと赤城の良さに気が付くことだろう。
(2015.9)
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私が関東ものなので、近い温泉の紹介はいいですね!
ぜひ行ってみたいものです!
しかし温泉さんは暇人さんですね!こんなにも入浴に忙しいのだから!

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富山県・鯰温泉

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鉄泉
源泉17度
茶褐色金気臭

含鉄(Ⅱ)硫黄-ナトリウム-塩化物泉
源泉29度
無色硫化水素

 富山から射水に抜ける道中にある温泉で、いくつかの温泉施設が固まって存在している。名乗ってはいないが、温泉郷としても良いかもしれない。そのなかでも最も設備が綺麗な施設に入った。建物の作りからかつては医療施設であったことが予想される。

ここには三つの湯がある。

一つは内湯にある麦飯石温泉という人工的なもの、もう一つはこれまた内湯にある天然の鉄泉の湯、最後露天にあるのが一番楽しい石油臭のする温泉である。どれも湯船は一つずつ。

鉄泉もそうだが、露天の温泉も源泉はそれほど高くないから加温している。鉄泉は湧出量が多いようだが、露天のものは50Lだから大切に使っているに違いなく、贅沢にかけ流しをしているというわけではなさそうである。
しかしここの露天の湯は非常に良い。その油臭に加えて、ほんのわずかだが白い湯の花が見える。それがパイプからドバドバでているから小さな湯船にも気合を感じられるだろう。

僕が入浴した時も地元の人が大勢いた。彼らの憩いの場なのだろうが、富山の人はみな無口で物静かでなんだか気を使われているようで、思いの他リラックスできた。

そういえば、気のせいかもしれないが北陸の温泉ではラドン含有の表示が少ないようにも思われる。これは放射線温泉の数が少ないからそもそもいれていないのか、調べていないから適当な事を言っているが、地域の特色のようなものを感じたものである。
(2015.12)

北陸道中膝プリウス・・・夢のような日々をお楽しみの温泉さんに敬意を表します。

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岐阜県・新平湯温泉

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新平湯温泉 素泊民宿 ほらぐち

源泉60.5度
無色透明無味無臭
中性単純温泉

 比較的安価な価格で素泊まり宿泊できる民宿だ。新築感よりも小奇麗感が勝る建物で、テレビ有り、ヒーターあり、ふとんあり、そして温泉がある。これが重要だ。

湯について。綺麗で透明な湯だが、石づくりの湯船と明りのために、目を凝らさねばなにやら色づいているようにも見える。香りもほのかに温泉らしさを感じる。中性的な温泉で肌にも優しいだろう。湯樋から源泉がチョロチョロ出ているが、結構熱く、温泉による浸食も強いようだ。なかなかの温泉である。

そも、ここは奥飛騨温泉郷だから、温泉に外れはないだろう。高級宿が多い中、このように気楽に泊まれる宿は大変貴重だ。おそらく、登山者向けの施設なのだろうが、そうでない僕でも快く受けてくれている気がする・・・
(2015.12)
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山岳ブームに従ってその付近の温泉にまで行く・・・素晴らしい。

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大分県・湯平温泉

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湯平温泉 銀の湯

アルカリ性単純温泉
源泉温度不明
無色透明無味無臭

またまた湯平温泉の外湯である。ここは、先の金の湯、砂の湯とは、源泉が異なるようだが、その違いを肌で感じることはあまりない。湯の花が舞っているという話だったが、正直良く分からなかった。
施設についても語ろう。

まず入り口に飲泉所があったが、運悪く休止中であった。建物の構えは金の湯、砂の湯に比べて特筆することなし。宿に泊まり湯に入り、その他の共同浴場に入れば、足を運ぶ理由はないかもしれない。

唯一、記憶に残るのは、湯船の縁の木が香るようであった。ヒノキだろうか・・・。
(2014.10)
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だいぶ前の未投稿記事を見つけたのであげました!
特筆する事が少ない・・・というものはポジティブに人に見てもらいたいという気が起きませんね!
温泉さん、今年も前向きな記事をよっろしくお願いします!!

山梨県・信玄温泉

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ホテル信玄温泉

単純温泉
源泉43.7度
薄茶褐色

甲府市にあるビジネスホテルの温泉。立地は中央自動車道と荒川の間でさらにバイパスのすぐ隣だから、実にやかましい場所にあると言わざるを得ない。車で訪れるだろうから、やや入りにくいのも事実だが日帰り可だ。

湯はなかなかだ。薄い茶褐色の湯は独特で、露天風呂では陽の光を受けて琥珀色に光っている。さらい露天からは富士山が見えることもあるらしく、まあ富士の御山が見えなくても、良い景色は約束されているのだ。

山梨に行き、ちょっと変わった温泉を楽しみたければ、ここを訪れるのは良いだろう。かの武田信玄とゆかりがあるかどうかはわかりません。
(2015.10)

今回より目の衰えたお年寄りやど近眼の方向けに文字サイズを大きくしました。最近字が見えない、というご指摘を頂きましたゆえ。

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