熊本県・阿蘇内牧温泉

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※九州の寒空・・・ぶるぶるブル
 
阿蘇内牧温泉 和風旅館金時 
アルカリ単純泉
無色透明
源泉42.2度
 
「うちのまき」と読む。阿蘇北域に位置し広範な温泉地帯を形成する。阿蘇温泉郷は広いが、その中でもここは範囲が広い温泉らしい。
 
さて、このホテルは一言で言うと「昭和」である。僕はこの「昭和」感が大好きだ・・・。懐かしく、温かく、それでいてちょっと寂しい・・・そんなノスタルジィがとてもビューティフルなのである。
 
これは浴室にも現れている。絵画が飾ってあるレトロさに今や色あせたバブルの残り香を感じた。そしてそのすぐ下は湯船だ。数は3つ。熱湯→普通湯→温湯と、熱さ調整ができるシステムをみると、バブル絶頂当時は革新的であったのだろう。入浴分けは、今だって魅力を失っていないのだからね。
 
湯は無色透明無味無臭だが、ほんのりと鉱泉で良く嗅げる香りがする。なんとも表現が困難だが、磯のような、塩のような、石のような・・・成分の香りなのだろう。湯はあっさりしっとりとしていて肌を優しく流れていくようだ。PHも高く、本当に気持ちが良い・・・!のだが、湧出量が14毎分Lと少ないせいか、消毒循環はしているようだ。
 
阿蘇内牧はそれなりに広く、泉質の異なる外湯が複数あり、楽しみたっぷりの温泉郷であるが、黒川や湯布院にある目新しさはない。が、このホテル金時は、それが良いのである。こういう施設は絶対に大切だ。郷愁を胸にひそめ心を湿らせてくれる・・・また来たいものだ。
(2012.3)
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阿蘇は大雨で大きな被害を蒙った場所ですね。
このレビューはその四ヶ月前!
今もこのレビューで書かれているような情緒的な場所かは保障するものではありません。このブログが!
 
それでは皆様の投稿もお待ちしております!
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