大分県・長湯温泉

 
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長湯温泉 ガニ湯 マグネシウム・ナトリウム・カルシウム炭酸水素泉 源泉37.8度
 
カニの形に似ているからだとか、カニ湯をパクって濁点を加えたとか、そんな与太話には興味は無い。名前はしょーもないが、この温泉はすばらしい!いくら賛美しても足りないくらいだ!
 
側道に降りて、生活水路のような道を進んでいくと、ガード下に温泉の由来の看板がある。が、暗闇の中、僕の目を捉えたのは、川原にてボコボコ湯を吹き上げるパイプと湯船。それは温泉のエネルギーで赤茶色に変色してしまっており、その効果を知らしめるものだ。
 
左右の法面上は道路、旅館も見える。民家も見える。だが、恐れることは無い。果敢に服を脱ぎ、湯の中に入る。風が気持ちいい。ウシガエルの声も聞こえる。が、カニが泡を吹くように、パイプから吹き上がる湯の音が心地よい。
爽やかな風に肩を吹かれふと空を見上げると、夕暮れ時だ。僕のほかには家内しか居ない。家内は恥じらい湯に入ろうとしないが、それでも夢のような時間だ。湯に入りながら車が道路を進む姿を見ている。川のせせらぎ。心も体も自由になる名湯の中で、僕は・・・僕はもう・・・ああっ!
 
入浴料は無料である。裸になってそれを見られる・・・入湯税だとでも思えばよい。
(2012.5)
 
※目印。ぶーらぶら。
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供養されたスッポン。
そしてカニ
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