宮城県・鬼首温泉

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※この風景写真の奥に見えるのが滝の温泉だ。なお、温泉施設の写真撮影は禁止だとのこと。
 
鬼首温泉 吹上温泉峯雲閣 アルカリ単純泉 源泉82.6度
 
鬼首温泉郷は間欠泉が売り物の一つで、この吹上温泉はその観光名所の付近にある。
 
施設は日帰り可能な宿で、ここの露天は湯が渓流を流れるという特徴が売りだ。温泉の泉質は無味無臭無色のアルカリ単純泉だが、ほのかに石油のような香りがするではないか・・・美肌の湯でこれは素晴らしい。そして源泉掛け流しの湯だ。最高の条件である。
 
ぬるめの内湯、熱めの露天、温度は季節に左右される渓流湯の三つがあり、内湯以外は混浴だ。ここでは熱めの露天が最もオススメだろう。湯船には灰色の温泉成分がこびりついている。そのパワフルな湯の能力が知れるというもの。長湯するとかなり温まり、もう眠たくなる。
 
さて、有名な渓流滝の湯は、僕は冬に入ったため、大変ぬるかった。だが、渓流の香りと温泉のマッチングがかもし出す独特の感覚は貴重だ。湯船というより湯溜りで、自然の香りがあふれている。もう少し温かければ最高なのだ・・・パンフレットなどによると、秋の紅葉の時期がオススメのようだ。
 
というわけで、鬼首温泉郷に来たら、ホテルやペンションから外れた間欠泉に近い湯を絶対にはずさないようにしよう。鳴子の刺激が強い湯に対して、比較してもマイルドなので、湯治のよいアクセントになる。
 
なお、大震災以後、宮城県を訪れる観光客の減少に伴い、付近の観光名所の間欠泉は冬季休業に入っている。僕も訪れて自分の目で見る前は、東北へ足を伸ばすのが恐怖でしかなかったが、セックスやバンジージャンプと同じく、一度こなしてしまえば、大丈夫。みなさま、東北の楽しみは、失われてはおりませんよ。
(2012.1)
 
※日帰り可能の湯治宿・・・上品な女将さんが案内してくれた。
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投稿ありがとうございます・・・鬼首温泉とは、恐ろしげな名前ですね・・・
以前に投稿してもらった群馬県尻焼温泉に似ておりますね!
名称ではなく、実際に滝の湯とは・・・やはり日本の温泉のメッカを語るのに東北ははずせないですね!