新潟県・多宝温泉

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※石油を掘りに行こうか。
 
多宝温泉 だいろの湯
 
 次期作品開発がなくなった桃鉄のどのシリーズだったか、新潟か秋田付近に海底油田が見つかるドリーミーな展開があったが、現実には石油にまさる石油湯といってもよい温泉がこの辺りには発生している。
その湯は新潟は多宝山の麓にある。といっても温泉郷ではない。岩室の南に、一見スーパー銭湯のこの施設がある。源泉は三つあるからそれぞれ書き連ねる。
 
○内湯 含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(弱アルカリ・低張性・高温泉)  源泉55.2度
この湯は薄い黄色で塩っぽさはすくないが、見事な湯である。だが、真冬で凍てつく寒さの中でも次の半露天の湯に入る人の方が圧倒的に多いのは、内湯の良さすら霞む湯があるからにほかならない。
 
○半露天 含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(アルカリ・低張性・高温泉)  源泉25.8度
深い黄緑色の温泉は強烈な石油臭とゴム臭漂うやや塩辛い湯だ。その日は機械の不調ということでぬるかった様だが、湯が出る場所はSFCドラクエ5のモンスター「ようがんまじん」そのもののように温泉成分が流れ出して凝固している。また湯船の底を指でなぞると、手が黒く汚れる。これは温泉成分が沈殿しているのだろう。
湧出部の湯はとても熱く僕はその部分に体を当てて湯の神秘性に打ち震えていた。しばらくすると、妬ましげに僕を見るオヤヂが居ることに気がつく。僕が神々しい湯を独占していた己を恥じ入り、彼にその場所を譲ると、彼は満足げに湧出部に身をおいた。
ああ、なんという湯。すばらしき湯。この施設はまるで温泉の神にささげられた神殿のようであった。かぐわしい石油の香りは女性の体臭にも勝る・・・。
 
○露天 含硫黄-ナトリウム-カルシウム-塩化物温泉(アルカリ・低張性・高温泉)  源泉45.7度
湯口から流れる湯は内湯に似た黄色だが、比べると硫黄の成分が強いように思う。

撮影禁止だったので湯と浴場の写真を残せないのが残念だが、施設を見たい方はだいろの湯HPをごらんあれ。あなたが仮に新潟を訪れるとしたら、この湯は欠かしてはならない

ああ、新潟県民が本当にうらやましい・・・最高の湯だ。温泉の神が宿っている。石油の匂いがエゲツナイほど。一見スーパー銭湯なのに・・・。
(2011.12)


今年最後の温泉さんの投稿ですっ!なにやら文章がイッてますね!
石油の温泉がそんなに好きなら、お風呂にガソリンでもいれてみてはいかがでしょうか!!
やっぱり危ないのかな?
 
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