千葉県・青堀温泉

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青堀温泉 ホテル静養園 ナトリウム-塩化物泉 源泉26.8度
 
 僕は新潟県の「西方の湯」行く機会に恵まれずに現在にまで到っているが、千葉県に色と湯感が近い温泉がありそうなので行ってみた。なお、情報元はインターネットに転がっている様々な温泉マニアのレヴューだ。
 
神奈川県の久里浜→千葉県の金谷を船で渡って一時間くらい車を走らせればホテル静養園が見えてくる。ちょっとわかりにくい位置にあるが、外観はかなり鄙びているので、それが目印になるだろう。
駐車場のすぐそばに、源泉が湧き出ている湯の泉がある。茶色いお湯が流れ出ているが気になるのがたまっている泡である。これは期待大である。
 
ロビーで愛想の良いおばちゃんにお金を払って入浴。立派なロッカーなど無い外観そのまんまの古めかしい施設だが、湯は秀逸である。
墨汁のような色は、湯の中の自分の体を全く隠してしまう。濃厚な湯は、湯船に注がれるたびに濃厚さゆえか、非常に泡立つ。この泡立ちは人の好みが分かれそうだが、僕は大好きだ。泡を手でかき集め、体に擦り付けてみると、えもいわれぬ感触がする。
湯はナトリウム塩化物ということで塩の風味がするが、それほど強いというほどではない。湯の香りについては、淡白で関東によくあるゴムと油のような香りが少しする程度だ。ホテルの説明がなんだかよくわからなかったが、一部循環しているものと思われる。
 
ホテルは古めかしいが、日帰り客にも従業員の方の接客がとても良かったり、ジョーバ(!)が置いてあり自由に使えたりと、記憶に残る温泉ホテルであった。千葉県へは、この温泉のためだけにも訪れる価値がありそうだ。
それにしても新潟といい千葉といい、石油を掘るつもりで温泉を当てた話はよくあるが、どこも湯がすばらしいと思う。産業を発展させる石油も良いが、人々を癒す温泉についても、人々はさらに着目するべきだと思う。
(2011.11)

さあさあ、勢いづいてきました温泉さんからの投稿です。
最標高408mのビックリ千葉に温泉が!しかも奇妙なる墨黒の湯があるとは・・・
日本は広いですね。人の見聞に親しむのはとても有意義なことです。
 
それでは皆様の投稿もお待ちしております!
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