宮城県・秋保温泉

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秋保温泉 秋保グランドホテル ナトリウム・カルシウム塩化物泉 源泉72.6℃

 その時の僕は、奥州三大名湯と呼ばれる天下の秋保温泉の泉質をとくと味わってみようと意気込んでいた。みちのく湖畔公園で汗をかいた後、秋保温泉郷へ入り、目立つ建物であった秋保グランドホテルへ入った。立派な玄関に、貧乏旅行者の僕は怯える。

はっきり言って泉質はたいしたことがないというよりも、加水、循環、消毒の三重苦であった。内湯も露天も同じ。浴場はさすがに清潔であったが・・・他、特に特筆するところは少ない。肌がスベスベになる感覚はあったが、それも特段にというほどでもない。

思うに秋保温泉の、特にホテルは、サラリーマン戦士達がたまのハメを外す為にあるのであって、もとより僕のような温泉探求者が期待するものがあるはずもないのだろう。僕が温泉を出るとき、威厳も恰幅も立派なオヤジにピンクコンパニオンのオネーチャンが寄り添っていた。これが本当の秋保温泉の醍醐味なのだろう。
(2009.04)

なにやら寂しさの漂う温泉さんからの投稿です・・・。
功なり名をあげた人がその財力を持って楽しむ歓楽街、それが秋保温泉なのでしょうか。
しかし、秋保温泉にも共同浴場はあるはず、そちらに足を向けたほうがよかったのでは?とも思いました。

それでは皆様の投稿もお待ちしております!
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