群馬県・川原湯温泉

イメージ 1

※この露天風呂の目の前は、大いなる自然と新地区の建設ラッシュが広がる。


川原湯温泉 王湯 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉 源泉79~80度

 東の横綱草津の手前にある温泉郷で、八ッ場ダムに沈むといわれている、中々に難しい環境にある温泉だ。とはいえ、JR吾妻線には川原湯温泉温泉駅があり、草津に行く人間も、いつかは訪れることを考えているのではないか。僕もその一人、ついに公衆浴場の一つである「王湯」に入る。

木造の情緒あふれる施設で、露天と内湯が別々になっている。裸で双方を行き来できないので、僕は露天に入ることにした。大自然を前に、黒い石の湯船に源泉がかけ流しされている。温度が非常に高いため、湯船に平行して水が流されてちょうど良い温度を保っていた。そして薄黄色の湯の香り・・・ゴム香、硫黄香、油香、いろいろ混ざっているようで、実に贅沢だ。すばらしい。コップがおいてあり飲泉もしてみる・・・硫黄香が強いが体にはよさそう。

お隣の草津があまりにも有名なので、そちらの派手な喧騒、ちょいと刺激の強い泉質に飽きたら、静謐に満ちた川原湯へ足を運ぶとよいだろう。ここは大人のテイスト溢れる場所だ。

今後、民主党政権がだらしないので、この温泉郷はやっぱりダムに沈む可能性もでてきた、と地元のおばちゃんが言っていたが、沈まない地区に新たな源泉がすでに掘り当てられているということである。この逆境を上手く利用して、栄えていってもらいたいものである。
(2011・09)

ワイドショーで何度も取り上げられていた例の温泉地帯へ、報道が下火になった今、温泉さんが行っていてくれました。
しかし、新たな温泉地帯が開発されているとは知りませんでした。きっと補償なんでしょうね。しかし、近くに草津がある以上、ここが大いなる発展を遂げる可能性はあるのでしょうか・・・?

みなさまの投稿をお待ちしております!!
topper0214@yahoo.co.jp