Tatoo You!

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※刺青をした者の入場が禁止されている公衆浴場などに刺青をした者が入ると住居侵入罪で処罰されるし、刺青をした者が退場を求められても従わなかった場合は不退去罪で処罰される(刑法第130条)。~Wikipedia【刺青】より引用。みんな知ってた?

ああ、刺青

最近、海岸での刺青禁止条例が施行された兵庫の海岸で刺青人間たちが締め出しを食ったという事で騒動があったという。刺青人間も行き場所を失い、また海岸も大きく入場者が減り売り上げが落ちたということだ。この件に絡めて刺青と日本社会について考察をしてみたい。

・刺青
歴史的に見れば、この東洋において、刺青は罪人に科される刑罰から始まったから大変印象が悪いものだ。近現代でもヤクザやマフィア等反社会的主義入魂ファッションとして名高い。さらに西洋文化でも、刺青とは海を越え草原を越えて略奪・放火・殺人をほしいままにした蛮族の風習であり、キリスト教の普及とともに廃れて行ったもので、徳に従う姿勢を捨てない真っ当な人間はこれを強く忌避するものである。故に、東方文明にありながら西方文明に覆われている我が祖国・日本で刺青が市民権を獲得する日ははるかに遠いと見られる。
ちなみにヤクザの世界での刺青は「社会からの離脱と帰属組織への忠誠」を意味する通過儀礼だという。当然一般の人間にとっては、理解できないシロモノだ。

・ふぁっしょん。
そんな日本では温泉に限らず、ジム、プール、公衆浴場やゴルフ場でも注意の対象となる。それが他者を威圧し、安寧を脅かすためだ。せっかくリラックス&リフレッシュするために施設に来ているのに、隣に荒ぶる野蛮人がいたのでは、話にならない。社会全体がチンピラを排除する風潮があって大変に結構な事であると思うが、軽薄な若輩者世代にとっては、タトゥーは「ふぁっしょんw」の一部となっている。そしてもはやこれら未熟な若者を指導教育する力の所在が、「日本社会そのもの」から「日本社会の競争性」へ移っているので、若者がチンピラヤクザ蛮族スタイルの邪道を歩んでしまう可能性が高い。強制力を持たない道徳は無力だ。彼らを正道に立ち返らせるのは「不利益」と「疎外感」であって、「道徳」ではない・・・ここが重要だ。就職できないとか、白い目で見られるとか、切実な問題を、切実に生活の苦しい彼らは本来嫌うのだ。故に妥協手段による解決は不可能である。徹底抗戦こそ、排除への近道!野蛮人どもに社会的不利益を徹底的に教え込むしかない。

・排除
根治困難である反逆病の一つである刺青は、良き温泉にとっては必ず排除しなければならない存在だ。公の施設を利用する上で、「善良な市民」であるという事が建前になっている以上、刑罰風893ファッションを認めるわけにはいかない。(そりゃまあ、たまに目を見張るほど美しい刺青を見ることもあるが、大抵は肥満体の上で竜虎の顔がだらしなく伸びているんだぜい。)認めてしまえば、温泉から良識が失われ、多くの真っ当な客足が遠のき、不況に陥った温泉宿は看板を下げる羽目にも追い込まれるだろう。よって誰に何を言われても、見つけ次第頑なに排除するべきである。

・反論? ~喧嘩上等~
東大出身のインテリ極道が居るように、ヤクザもん必携の刺青を入れてる分際でいっちょまえに反論してくる者も居る。表現の自由、ファッション性が高い、欧米では認められている、向こうはセレブがしているんだ等など・・・だが日本社会の良識は「刺青排除」という約束を掲げている。また通常の施設はその約束の下で営業しているのだから、伝統的な御旗を踏みにじる野蛮人にもはや言葉は必要ない。黙して追い払うべきである。
あるスーパー銭湯の店主から相談を受けた事がある。アンケートに「子供の飛び込みは注意するくせに、刺青を注意していない!」と書かれたらしい。んなこと言われたってどうしようもない、だってコワイんだもん・・・と店主はしょげていたものだ。
酷なものである。それっぽい人はやはり怖いし、注意できるか否かは番頭さんの腕っ節と度胸次第というシビアな状況だ。つまり現場の対応には限界があるので、水際で排除する対策がどうしても必要になる。
具体的には
・注意文にも刺青の「方」などの文言はやめ、「客」扱いはしない。
・強い文言で、刺青をしている人は即時追放します、などの広告を打つ。
(人権上、社会問題になる可能性もあるが、支援の方が強いだろう。)
現場の対応力を上げるため、施設スタッフにプロレスラーやムエタイ選手を雇って刺青を脅しつけるという手段もある。または外国人を雇い英語で刺青禁止とたたみ掛けるなども効果がありそうだ。いずれも他の客を威圧しないように行うのが望ましい。

・社会の潮流
健全な社会秩序を維持する努力が払われている間は個別の対応以外はそれほど気に病む必要もないだろう。しかし流れが変化する中で強行に排除すれば、厳しい反撃を食らう恐れがあり、その時社会は温泉宿を守ってはくれないかもしれない。だが迎合すれば一般客は来なくなり、温泉施設の存在意義に関わるので、刺青拒否を明言した上で、警備会社か格闘家と契約するのが、現段階で考えられる最善の対応策である。

・番外
タトゥーを彫っている事が入場の条件、あるいは良識ある市民の入館料は1マンエン、蛮族は100円という施設を作れば、蛮族が退去して自分探しにやってくるから、商売が成り立つかもしれない。たぶん棲み分けは可能なのだ。良識ある市民と荒ぶる蛮族では住む世界が違いすぎる。なのに、「理解」「共有」「歩みより」といった甘い夢を見て一つの場所にてオトモダチ~、ランラララン♪なんてやるから、摩擦が生じる。番外で結論がでたようだが、大切なのは「区別」「棲み分け」である。これによってのみ「平和的な共存」が可能となる。

さあ、大人であるはずの方々!棲み分けをするための営業を今からでも始めて下さい!商売繁盛!バンザーイ!


おしまい。

・・・えーいつもの温泉さんからの投稿ですが、
いつもと文体がだいぶ違うというか、はっちゃけてますね。
きっと彼の強い本音なのでしょうが。

ワタクシからは日本社会で刺青がどう扱われるか、今後に期待がコメントです。

それでは皆様の投稿もお待ちしております!
topper0214@yahoo.co.jp