犠牲


これには同感。
国内に引き止めるにしても、
いまだ北朝鮮に残された拉致被害者の安全を確保してからにするべきだった。

なのに、当時の政権は、支持率低下を恐れて、北朝鮮へ返さなかった。
絶対に返せないというのなら、著名で高位な地位にある政治家やら官僚を人質交換として差し出すべきだった。
皇族でも良いだろう。

それをなんの有効な対策をしないままに、感情的に彼らを確保した。
目先の利益に吊られたのだ。
政治は感情でやってはいけない。
もっとも小泉首相があとは野となれ、と思っていた強烈な自己中心主義者であるなら、
これは彼にとっては有効であっただろう。

北朝鮮は、崩落しそうで崩落しない、しぶとい国である。
おそらく、北朝鮮の政権担当者は、民主主義国との友好に絶望している。
そしてそんな自分らを卑下してもいるだろう。
約束を反故にされた北朝鮮人たちはどう思うだろうか。
足もとをみられて、コケにされたと思うのが当然ではないだろうか。

怒った連中が残る日本人拉致被害者を皆殺しにしたとて、哀しい事だが、なんら不思議に思うことではない。

国家の間の約束は守られなくても不思議ではないとはマキャベリズムだが、
守らなかった後の計画まで建てていたのだろうか?
たぶん、曖昧だったのだろう。
拉致被害者北朝鮮への送り返しを拒否した事で、残りの人々を見捨てたとも取れる。

そんなら、なぜ日本は彼らの一時帰国を、永久帰国に変えたのだろうか。
その後の外交成果に自信が持てなかったのだろう。
あるいは小泉首相が日本改革のため政権を強固にするため、彼らを犠牲に捧げたとも言える。
今の自民党の惨状を見れば、彼の思惑はとんだ誤算であったことはあきらかだが、
もしかすると、まだ前々首相の戦略は動きをやめていないのかもしれない・・・。


という恐るべし投稿が・・・