あの、あのですね、あたし、今日の朝の、日曜企画、サンデープロジェクトを見た、見たんですよ
するとね、五党の代表者が出てきてね、格差社会について論じているんですね、はい
でもね、あたし思うんですけどね、はい、はい
自民党とか、あの民、民主党とか、他の色々な、あのその色々バラエテーに富んだ諸政党が一同に会して
格差社会の問題点とかについてかんかんかんがくあかんかんがんがうかんかくがく議論、あの議論を。
す、すいませんね舌が回りすぎまして、はいすみませんすみません
で、でもね、あの、あ、あたし思ったんですね、思ったわけですよね
「おまいらみんなバックの支持者が違うやないか」、なんて、はは、思っちゃいまして、はい、はい
あの、格差が広がれば、党の営業活動にも精が出るような、あの政党が、三つくらい、あの、はい
「そんなら格差社会はあんたらにとってええことちゃうんか」、なんて、な、生意気にも、はい。
そ、それに「生活水準が全然違う人たちが各々の党を支持してるんだから五党議論なんてやったってええ議論になるわけがないっちゅーねん、価値観ちゃうやん、アホちゃうんか、企画した人のドタマ古すぎちゃいまっか?」
「そういや金持ちが支持する動機も、貧乏人が票を投じる必然性も無い中途半端なこの政党、おまえ、二世やから格差社会の意味わかってへんやろ」、なんて事は、な、なまいきですか、あ、そうですね、はい。すいません、すいません。
で、でもね、あ、あのこの二世議員を見てるとね、く、くやしくて涙がでそうになりまして、な、涙、鼻水も
あんだけ、あれだけおうおうおうおう援していたのに、「四点セット」に胸ときめかせていたのに、ですね、あ、あの私、漁船に、あのマグロ漁船にのって、雄大遠洋漁業、あの、男のロマンの、行ってた間に、こ、こんな事になってしまって、く、くくくくやしくて、くやしくて、うっううーおっおっおっおー
おーおーおー
ち、小さい頃から憧れていました、このクリーンな党のハイロウに、輝いて見えました
今はこの党に投票する事で、け、汚れ無き赤ん坊になれていたん、ひっく、なれてたんです
うううーかーちゃんかーちゃん、ぼく、ボクぼくぼくぼくぼくぼくぼくぼくぼくぼく

健康精神愛好研究同窓会 『格差社会:多様なる市民の認識と統計』より