それでも滅びの美学を見なければならないなんて・・・

このまま、また野球をすると、きっと野球ファンが死に絶えてしまいます・・・
思えば同じ地域同士の果てぬ試合の繰り返し・・・嗚呼、繰り返し
敵愾心と競争心が分泌されるだけではない、こちらには諦念が、あちらには栄光が
これは世界に謀叛気を溢れさせんとする陰謀であるかのよう・・・
しかし、我ら一同多くの落伍者を出した時点で・・・可能性を絶ってしまったのです・・・
大きな問題を抱え、残されたあと僅かな希望すら、惜しげもなくスコアに傾けようとしている・・・

代表にはもはや、勝つ余力はない
それでもなお、戦い続けようとしている
ひたむきにバッドを握り、春の嵐に打たれる桜の木のように散り行く御姿、
危篤の彼らが背負う一抹の夢はとても重く、重く、重く、せつない・・・
なぜ?なぜ?それはなぜか・・・なぜなのか

Literature of baseball by Marco Tanimura