熊本県・辰頭温泉

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※たつがしら、と読む。
 
辰頭温泉
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉
無色透明ガス臭あり
源泉43.8度
 
熊本県菊池市南部にある温泉。山鹿、菊池、玉名などは美肌の湯で有名で、刺激的な温泉を求める気分の時には、足を運ぶのがおっくうになることもある。そんな時は、この辰頭温泉が良いだろう。
基本的に地元民が多く訪れる施設であることをあたまにいれておこう。

熊本弁は攻撃的で威圧的で日本でも五本の指に入る悪辣な言語だが、ここの施設管理者はそれを認めたうえで、あちこちに筆書きサインを張り付けている。それでも、
「熊本弁はキツイので入浴者同士気を使いながら注意してください」
というような事が書いてあって、まことに愛すべきことだ。これだけで、部外者は安心するのだった。
 
湯と湯船について。無色透明の湯だが、温泉効果で縁は赤から橙に変色している。この温泉の効果に期待を持たせてくれる。さらに源泉かけ流しを謳っている。
炭酸水素塩泉の効能だろう、お肌に小さな泡泡がまとわりつく。それでいてこのあたりの温泉に特徴的な美肌感も備わっている。
特に僕が気に入ったのは湯の香りだ。ガスと硫黄が混ざったような香りがほんのりと、だがハッキリと感じられるのだ。北肥の温泉でこの感覚がやはりめずらしいと思う。

湯船は内湯に二つ、露天に二つで一つは水風呂だ。ここらは特筆することはないだろう。
 
土地の名前かもしれないが、頭を振る温泉とはなかなか景気の良い名前を付ける。サインのセンスにも優れる、目立たない名所である。
(2013.10)


温泉さん・・・辰頭温泉で検索すると、レジオネラ、と出てきてびびりましたよ。
もっともここではない、別の施設のようですが・・・
いやはや、風評被害というのはおそろしいですな!
 
それでは皆様の投稿もお待ちしております!
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