大分県・筌ノ口温泉
筌ノ口温泉共同浴場
僕が入湯した時、番頭さんもおらず、駐車料金及び入湯料金は箱に入れる式であった。のどかなものである。
だが、温泉そのものは格別である。数ある筋湯の中でも屈指の温泉だ。
真っ赤な鉄泉は壁や床を著しく侵食し変色をさせている。湯の持つ威力により施設の痛みも著しいのだろうが、入る人間にとっては極楽だ。
赤い程に褐色の湯がかけ流されているのだ。温度も温くなく、熱過ぎず、長い時間入っていることができる。
また飲泉も可能。実に酸っぱく、鉄をなめているかのようだ。
赤い程に褐色の湯がかけ流されているのだ。温度も温くなく、熱過ぎず、長い時間入っていることができる。
また飲泉も可能。実に酸っぱく、鉄をなめているかのようだ。
ところで「筌」とは小魚等を捕らえるためのワナの事を言うそうだ。大分は竹細工が有名だからこんな地名があるのか、入湯する我々は地元の湯守たちにとって、温泉の神々に捧げられたエモノにすぎないのか・・・
(2013.2)
(2013.2)
今回の温泉さんのタッチはちょいと普段とは異なるものでした。