大分県・筌ノ口温泉

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筌ノ口温泉共同浴場
 
ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉 
源泉48.5度
褐色
 
九重町筋湯温泉郷のホテル・旅館が連なる一角に存在する。案内看板なども存在するが、ちょっとわかりづらい位置にあるといえよう。困難な感じは「うけのくち」と読む。
 
僕が入湯した時、番頭さんもおらず、駐車料金及び入湯料金は箱に入れる式であった。のどかなものである。
だが、温泉そのものは格別である。数ある筋湯の中でも屈指の温泉だ。
 
真っ赤な鉄泉は壁や床を著しく侵食し変色をさせている。湯の持つ威力により施設の痛みも著しいのだろうが、入る人間にとっては極楽だ。
赤い程に褐色の湯がかけ流されているのだ。温度も温くなく、熱過ぎず、長い時間入っていることができる。
また飲泉も可能。実に酸っぱく、鉄をなめているかのようだ。
 
こういうところは、共同浴場が実にすばらしい。地元の人も、来客並の美湯を味わえる計らいだろう。九重町にきたら必ず立ち寄るべきだと僕は考える。
 
ところで「筌」とは小魚等を捕らえるためのワナの事を言うそうだ。大分は竹細工が有名だからこんな地名があるのか、入湯する我々は地元の湯守たちにとって、温泉の神々に捧げられたエモノにすぎないのか・・・
(2013.2)


今回の温泉さんのタッチはちょいと普段とは異なるものでした。
最近バスが転落した九重町でこの世に無いものを感じられたのでしょうか・・・イカイカイカ
 
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