新潟県・胎内温泉

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※ミステリアスな名称でもある胎内市沿岸に聳え立つ親鸞の巨像。ここは信仰心を持つ者にとっては聖地、温泉を探求する者にとっては魔境である。


西方の湯

 新潟県胎内市の宗教施設(越後の里親鸞聖人奉賛会)にあるこの温泉は、コーヒーのような色、攻撃的な臭気、肌にまとわりつくぬめりなどから人口に膾炙され、温泉マニアには賞賛されてきた。これをはずすことはできない。

僕も知り合いの強い強い勧めで夜通し高速を駆けてたどり着いたのだが、まず親鸞の巨大像に驚き、入り口前に多くの家財が雑然とおかれていたのにびっくりした。さらに驚愕したことに、建物に入ってみるや、警察官か、税務官か、ともかく書類が詰まったダンボールを整理している強面がずらりといた。
恐る恐る進入をすると、パンチパーマにサングラスと怪しい装いで身を固めたにーちゃんが、
「あなたは教団の関係者か」
と質問してきたので、はるばる関東から名湯に浸かりにやってきたのだ、外に営業中の看板が出ているぞ、と伝えると、困ったような顔をして曰く、
「今日は諸事情により、入館できません。」
僕は返して言うに、では明日ならどうかね?と。
「明日も無理だ。事情は話せない」
と突っぱねられた。

建物から漂う、甘酸っぱい独特な温泉臭を目前に、泣く泣く退くはめと相成った。その後、この施設が営業を再開したかどうか、ご存知の方はご一報ください。
(2011.04)


いろいろとネットで探してみたところ、この湯に関する感想について
「うんこ臭」「クレゾール臭」
という物が圧倒的に多いようです。
ですが完全なる源泉かけ流しの湯であるとのこと・・・温泉さん、期待してます。
キーワードは「上信越の果て」「親鸞上人の巨大像」「税務査察」ですね。
この記事をごらんの方で西方の湯についての最新情報をお持ちの方は、
ぜひ投稿してください。ここを通して、温泉さんにはお伝えいたしますので。。。

topper0214@yahoo.co.jp