米特使『この武装衝突はいいね』の結果としての戦争


ハマスが総選挙で実権を得てから僅か三年であるがともかくも戦争が始まった。

ヒューマンライツ白リン弾は非人道兵器でやめるべきだ」
イスラエルの報道官「他国と同じ兵器を使っている」

これらはあまり意味のある非難とはいえない。
戦争そのものが本来非人道的な結果になりやすいのだから、
それをとっとと片付けようとしているイスラエル軍を非難することはできない。
なんたって国際法で明確な禁止はされておらず、使用を控える義務があるだけだからだ。

つまりイスラエルのようなかたくなな経典の民が武器をとったとき、国際法は通用しない。

それに戦後のガザをイスラエルがどのように統治するかは不明であるが、
どんな兵器であろうとハマスが地上から消え去れば彼らとしては一先ず目的は達したことになるいのだろう。

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だが彼らは忘れたのだろうか。
古代ローマ時代にまず皇帝ティトゥス、次に皇帝ハドリアヌスに完膚なきまでに叛乱を鎮圧され、
パレスティナを失った2000年前に自分達に降りかかった歴史を忘れたのだろうか。
多くのユダヤ人が古代ローマ兵に殺されまくった結果、今までの継続があるということを。
数多の殉教は、より強固な信仰を生み出すための土壌にしかならない。
そして人間の手で、一人残らず焼き尽くすことなど現実問題として不可能ではなかろうか。

もしもガザからハマスを消滅させることが成功したら、イスラエルは立派な事をやったと賞賛されるだろう。墓場の平和ではあっても、ともかくガザでは平和が戻ってくる。
そしてシリア、レバノンを初めとした、特にイスラエルと国境を接するイスラム諸国がどのように動くか。

悪くすると中東で大戦が起こるかもしれない。
知り合いのイスラム教徒の学生が、
我々はまるで無力で、焼き尽くされている同胞を助ける事も出来ない、
と嘆いていた。この絶望が多くのイスラム教徒の心に浸透すればあるいは・・・

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これをとめることが出来るのは、欲望だけだろう。
石油の価格がどんどん上昇してパレスチナ人がくたばる事で多くのイスラム教徒が潤うような
流れができれば、みんなパレスチナ人のことなど忘れるだろう。
今のサウード王家のように頬かむりをしていられる。

でも原油価格が高騰してユダヤ教徒イスラム教徒がマッチポンプしてるとしれたら、
その他の国々は頭にくるんじゃなかろうか?
ユダヤの星がいつまでも勝利に輝いていられるとはかぎらない。

平和団体や人権団体がなにを言おうと、世界は戦争を求めている。
アメリカは戦争を待ち望んでいるし、ユダヤパレスチナ双方も同様だ。
原油価格が上昇すれば、一般的にまだ貧しい資源保有国も潤う。
苦しむのは資源に依存する一部先進諸国だけである。

我ら無力な日本人としてはできることはなにもない。
パレスチナ人が業火で焼かれると同時に、我らの葬式代が上がっていくのを
指を咥えて待つしかあるまい。
嫌な時代に生まれたもんだ。


というお堅い投稿でした。
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