許し

■靖国問題、Ａ級戦犯の分祀で一致　自民総裁選５候補・・・日経

人間には過去を裁く権利など無いと思う。
特に時代に生きて関わった人間だけが、だれそれを裁くと口にする資格がある。

この件で分祀をするということは、A級戦犯に、さらに罰を加えるということだ。

戦没者の魂を奉じる靖国の原則を維持したまま、
↓
特定の人々だけを省くというのだから、
↓
新しい施設を作ってもそれは魂の収容所であって社ではない。

分祀をすれば、それに対して参拝する人はさらに指弾され非難されるだろう。
犯罪者どもの牢獄に何を参っているのやら、と。
そして誰が鎮魂の気持ちのみでその施設にいけるのだろうか。

そもそも、なぜ別の牢獄を作らねばならないか。
こんなことをすれば、あの無謀な戦争で敗れたのは軍部のみの責任に帰せられるだろう。
実際は、日本国民全体の罪であり敗北であるのに。

現代に生きる日本人が、俺達が野蛮な朝鮮人や低レベルな中国人に未だに非難されているのは
この連中のせいだと考えているのならそれもいいだろう。
だがそうなれば日本人は永遠にこれら戦前ついに自力で近代化できなかった国家の風下に立つことになる。
そしてこれらの国が近代かできなかった理由は、連中にも致命的な問題があったからなので、
その問題は未だに続いている。
なぜ戦後に生まれた日本人が、蛮族である中華・朝鮮の連中の下に立たねばならないのか。
日本国内でも中韓に対する嫌悪感が増幅するだろう。

結局、分祀をするということは、一部の人間達は永遠に許されないという事の表明である。
不寛容で、非文明的で、理性の道に反する行為だ。
許すことができない、許すつもりも無いという人間の驕りそのものでしかない行為だが、
運命の神は増徴した人間に復讐を行うものである。
こんなおぞましい遡及罰を加える必要などないと私は確信している。

日本人が敗戦後保ち続けてきた一つの矜持は、分祀と共に失せる。
日本人は戦後責任を明らかにはできなかった。が、問題はもはやここにはない。
そして分祀をしたからといって、中韓は日本への非難をやめたりはしないのだ。
弱みを見せた人間は、最後のときまで足もとを見られ続ける。

この問題を取り扱う中韓の下劣は、
そして日本の怯懦は、未だに公式な反論一つさせず、結果として日本を日本でなくさせているのだ。
隣の野蛮人どもはそれをこそ待ち望んでいるというのに。

という怒りのメールを戴きました。
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