大失敗後


野球で名声を勝ち得た人として誇りを持っているのはわかるが、
反論なんてしないほうがよかった。

星野はWBCの監督にも就任するというのは素晴らしい案だ。
敗軍の将でも罰して追放にしたりせず、
次なる大舞台で汚名返上の機会を与える。
最近の日本にしてはめずらしく気骨のある判断である。

しかし当事者がこういうズレた反論をするといささか熱も冷める。
日本がイジメ国家であるのは別に今に始まったことではないのに、
いざ自分がそういう立場に身を置く事になったからこそ、痛感したのだろうが。

黙っていれば良い。
黙って次の名誉を取り戻す。
少ない機会を確実にものにして。
これが男の美学であるはずだ。

星野は極貧から身をたてて、プロ野球で成功したという。
その闘争心が、機会を目前にしても反論しないわけにはいかなかったのか。
最近氾濫しているので使いたくはないが、やはり品が低い。
人間、格というものがある。

やはり星野監督は、王や長嶋といった真の英雄には到底及ばない。
良くて野村と同じレベルである。
野村は自分は王や長嶋ではないと割り切ってるからあれはあれでよいのだろうが、
野心高い星野はそうではない。

聖火ランナーをやったりCMでまくったりと、
長嶋的なことをたくさんやってきた。
だがどこか曰くが付きまとってしまう。
これは大変残念な事であるが、星野が王・長嶋でないということは、
彼の悲劇であり、我々にとっては失望なのである。


というメールを戴きました。
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