由緒正しき売名

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結論から言うと、こんなことは500年前から行われてきた人間の営みであって非難には値しない。
マスメディアが肥大して犠牲になる人間も、その酷さも増しただけの話である。

グーグルだったか、この連中はいみじくも、現代社会にプライバシーなんてねえよ、と言い放った。
まさしく正しい。
情報領域の拡大は、我々から秘密のヴェールをほぼ取り払ってしまった。
身を守るには不便だが、他人を攻撃するには便利な世の中になったものである。

この世界では、これまでの攻め手が次の瞬間、立場が逆転している事もあるのだ。
相手が愚かで野蛮な大衆が相手だから、この機微を見極めるのは容易ではない。
蛮族を相手に、どんな予想がつくというのだろうか。
こういう連中を相手にするジャーナリズムが蛮族化するのは当然の帰結だ。

そんなこんなでジャーナリストならブログを削除せずに反論するべし、というのは現実的でない。
それほどの胆力を持った人間が、果たしてどれほど存在しえるだろうか。
我々の周辺を見回してみても、いたら天然記念物的な発見である。
超人的な精神を、いちいち求めてみても始まらない。我ら皆野蛮人なのだから。

さて、自称だろうがなんだろうがジャーナリストだって修羅場をくぐらねば成長しない。
赤澤竜也が今回の逃走劇で男を下げたのは間違いないが、
我々に英雄の恥部を教えてくれた功績もある。
偉大なるジャーナリストの誕生を願って、せいぜい野口選手の活躍を祈るとしようではないか。



そんな投稿があった。