夏の過ち

一説によると、視聴率1%は100万人として計算されるということだ。

これは小学生でもわかる計算だが、4%で400万人が、10%で1000万人が、20%で2000万人が視聴していることになる。

昨今、韓流にあまりにもシフトしていると批判をされ、恫喝集会まで開催されてしまった悲劇のフジテレビの韓流ドラマの視聴率が実は低いと言われているが、それでも5%6%でも500万人以上の人が視聴している計算になる。

また、たとえば「製パン王 キム・タック」は本国韓国で58.1%という脅威の視聴率をたたき出している。韓国の人口比を考えて、向こうの1%を仮に50万人にすると、これは2905万人の韓国人民が視聴していることになる。日本だと視聴率30%以上といったところだろう。

最近日本で視聴率これほどの視聴率を稼げたドラマはない。対コストの面でも、安価に仕入れ高く売れるものであれば、そちらにシフトするのは商売としては当然である。また、可能性を追求するのも、重要な経済活動だ。

フジテレビの悲劇は、他の企業であれば当然やるべきことをやったのに批判され恫喝されているという、まさにココに尽きるわけだ。

むやみなナショナリズムの高まりは社会の底辺が拡大しつつあることを示しているが、日本人の心の闇、病巣が偉大なるグローバリズムの中で、他国人の目にどのように映るか、恫喝者たちは考えたことがあるのだろうか。

おそらく彼らは、貧しく、単調で、惨めで、未来への恐怖に満ちた、棺おけに入った片足を意識せずにはいられない、灰色の人生を一瞬でも忘れるために、狂的で偏屈な主義に身を投じているのだ。我らにできることは彼らを哀れむことではなく、理論的に反論し、理性に訴えることだ。

つまり「他社の商売の不当な妨害は許されない」ということに尽きる。

放送事業は寡占状態で勝手なことはできないって?
そういうならば、まず寡占状態を変える努力をしなければならない・・・
それを変えるよう働きかけることも無く、おろかな恫喝者たちはかけがえの無い夏を狂気で滲ませた。

私は断固、フジテレビを支持する。彼らの生業を競争に因らず不当に邪魔する権利は、恫喝者たちにはないのだから。

また視聴者を擁護するためにも声を大きくする必要があるのだ。恫喝集会を行った無残な6000人の脅迫者たちに、たとえ5%の視聴率といえども、500万人の日本人の娯楽を奪い取る権利もまたないのだから。

夏と言えば、人生で一番輝く思い出が作れる季節でもある。

そのひと夏の思い出を、くだらぬ恫喝集会で過ごすような事は、まともな人間にとっては恥でしかない。

経済原理への反逆者の狂気が冷めることを、今は天に祈るのみである。


という、時事ネタに関する投稿です。

最近は投稿すら珍しいのですが、

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